失われた時間 旬な時    

 

皆様、お元気でいらっしゃいますか?私はといえば、この間、MYパソコンが『パー』

になってしまいました。要は壊れてしまったんです。 しかも面白いことに、一番消えて

ほしくないと思うデータが詰まったフォルダのみが消えました。

というのは、今まで出してきた「瓦版」や、そろそろ完成したかもしれない「次号

の瓦版」や過去の私の「気付き」や「体験」「情報」などをまとめていたフォルダの

すべてが消えました。

 

その他の「イルカんち地図」や「クライアント名簿」などの入力しなおせるデータは無事

だったんです。

 

過去が消える?

パソコンも無くなって、過去のデータも無くなって、久しぶりに喪失感に陥りました。

このときばかりは、何だか自分の過去が消えちゃったかの様な錯覚をしました。

自分がそのうち立ち直るのなんて目に見えていたけれど、ちょっとブルーなのも現実で、

「今は実際しんどいんだから」と苦しい気持ちも存分に味わいました。

ある意味「ああ、まだ私も落ち込むことあるんだなー」とか思いながら・・・。

 

この事を友人に話したら、「えー、もったいない。未発表のモノはとりあえず覚えてる

ものだけでも書き出しておいたら?」と言ってくれました。ところが、ここでハッキリ

気付きました。「別に書き残したいわけじゃないんだ」と。だって、覚えている範囲で

もう一回書こうなんてぜんっぜん思わない。「なーんだ、私ったら。」と妙にスッキリ。

 

溢れる情報

もともとは文章を書くのが苦手な私。でも、ある時期から、自分のなかで情報がどんどん

溢れてくるようになって、書き留めることをはじめました。

書いてしまえば、その情報を手放せるからです。もし手放さずにずっと抱え込んでしまう

と、そのことで頭がいっぱいになり、しまいには純粋な情報が「考え」に変わってしまう

からです。こんなふうにして、書きたくなったら書く、という形に落ち着いていました。

 

しかしだんだんと、もっと旬なとき情報を開放したい、という気持ちになってきました。

でも、ハッキリ言って情報が来た瞬間夢中になって書いたり入力した文章は、そのままで

はちょっと分かりにくいものだと思うんです。私にはスゴクよくわかるんだけれど、読み

物としては分かりにくい・・・、という感じです。でも、手を加えすぎると、どんどん思

考が入ってきてしまう。それから、言葉には、ニュアンスというものがありますよね。

それを紙面上で表現しようとすると、納得しきれないことも多々あるのです。

このこともジレンマの一つでした。

 

時間差

「書き残しておけばそのうちに」と思う私と、「もっとリアルタイムに、旬な時に出てく

る情報を解放したい」と思う私との間のギャップが大きくなってきたようです。

「今、表現したい」という想いがあります。とにかく、『時間差』のジレンマを特に感じ

ていたのです。

 

率直に言うと、「しゃべりたーい!!!」のです。でも今までは何とか「瓦版」でごまか

して来ました。でも、もうダメです。自分をもうごまかせません。

だからこれからは、もっとしゃべります。表現していきます。

このままでは、表現したい情報がどんどん詰まってしまいますので、もっともっと開放し

ていこうと思います。

 

リーディングは共有財産

リーディングも、その瞬間に伝えてこそ、リーディングです。そして、クライアントさん

の中にも情報があるからこそリーディングが可能なわけです。いわば共有財産です。

人をリーディングしながら、自分の声を通して語られる言葉に私自身も癒されてきたのです。

 

セッション以外でも情報はやってきます。何てこと無い日常の中で絶え間なくやってきます。

それらをできるだけリアルタイムで表現できたら幸せです。

だからこそ自らそういう場を作っていこうと思います。集まって下さった方々とその時

『旬』な情報を共有していきたいと思います。

 

その場でも、もちろん私が一方的に教えてあげられることなどありません。その場で語ら

れたリーディングのすべては、集まってくださったすべての方々の中にある情報でもある

からです。

 

今からとても楽しみにしています。

 

ということで、今はすっかり元気で、気分は春そのものです。今回のパソコンが壊れるとい

った出来事も、まさに春らしいなと思います。失われたデータ、エピソード、体験のすべて

は私の中にあるわけで、決して消えたのではありませんでした。

 

それどころかやっと、必要な時に、必要な場所で、自然に私の言葉で語られる日がくるかも

しれません。勿論今後も、これまでのように「書きたいときに書く」という事は続いていく

でしょう。

 

しかしどうやら、今までのように「情報が溜まり過ぎて話がまとまらない」という悩みから

は開放されそうです。

 

              2000.5.10 豊崎優子

         感謝の気持ちを込めて

 

 

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