ヒーラーの『ポジション』

 

 

 

ヒーリング=精神世界のもの、そんな風に思われることが多いようですね。

ですから私のことも、人から見れば『精神世界の人』と思われたりしているようです。

まあ、広い意味では職業のカテゴリー、分類、としてみれば、確かにその通りなんで

すけれど(^^)

 

しかし、私が実際ヒーリングに携わってきて思うに、ハッキリ言って精神世界の中だ

けでヒーリングを見出そうとするのは、ちょっと無理があります。

 

現実、私が自分を信頼できるまでのプロセスも、もちろんインスピレーションも大切

にしてきましたが、普通の身近な日常の中で起こる感情摩擦や刺激もまた、大切なき

っかけでした。インスピレーションも、感情も、日常の中で両方とも向き合わされた

からこそ、それらをきっかけとして自分と向き合ってこれたのです。

 

しかも!ヒーラーとしての年数を重ねるごとに、セッション以外ではますます『普通

のお姉ちゃん』になってきている気が、、、っていうかすっかり普通かも(笑)。

まあ;それはさておき、、、

 

勿論、精神を探求する世界の中に「癒し」は存在するでしょう。しかし、その対極と

いわれる現実世界の中にもちゃんと「癒し」は存在するのです。

 

でもどちらかといえば、精神を探求する世界、つまり精神世界の方が「癒し」のイメ

ージが強いのも確かです。しかしそれというのも、現実の世界で生きてみて、癒し

というものを『見出しにくい』という体験をしたからこそ、精神世界の探求を始

めたのだと思うのですが。

 

●精神世界への偏り

実際、精神世界にどっぷり浸かって、神秘の世界や理想の世界にはまっている人が、

皆が皆、癒されているかというと、『?』ですよね。

精神世界を探求しすぎて現実を楽しめない人もいます。頭では一生懸命「今に生きる」

と解っていても、「精神世界の中に癒しがある」と思い込んでいる以上、現実とは向き

合えませんから、実際は「今に生きる」という体験が出来ないわけですが。

 

なぜなら、いくら精神性を高めても、身近な現実の中でそれを実行したり形に出来な

ければ、それはバーチャル(仮想)でしかないですよね。さらに厄介な例をあげます

と、そのバーチャルの世界で満足感や優越感、特別意識を持ってしまう事です。そう

なると、そこにとどまろうとしてしまうので、さらに現実離れしてしまうことです。

 

●現実主義への偏り

逆に、社会との結びつきや、人と関わる事でやりがいなどを感じたりしながら見出せ

る癒しもあります。しかし、社会や人、常識や秩序に合わせ過ぎて、いつの間にか心

や体を無視して生活したり、ストレスを麻痺させるほどに働きすぎたりして、気が付

けば病気になって初めて自分を犠牲にしていた事を気付いたりするのも、大変です。

しかも、誉められたり、評価されたりと、人と関わることで自分の存在を確かめてい

る場合、いざ自分ひとりになった時に、自分という存在を見失いやすいのです。

 

●精神世界にも、現実の中にも、癒しがあります。

しかし、どちらかに偏りすぎていると、理想と現実のギャップの中で自分を見失った

り、迷いやすくなります。また自分の内側に癒しを感じにくくなります。

 

結局のところ、どちらに偏っていても、難しいものでしょう。

要は、どちらも大切に出来てこそ実感できるのが「深い癒し」なのです。

この二つの、対極にある『現実世界と精神世界』これらの両方を活かしていく事で

「癒し」という物を、初めて心ごと体ごと体験する事が出来るのだと思います。

これがよく言われている『統合』です。

 

リーディングも同じです。せっかくリーディングが出来ても、情報が浮かんだりする

事そのものに満足してしまったら意味がありません。それは優越感や特別意識を刺激

するだけのバーチャルでしかないわけですから。

つまり、いかに受け取った情報を現実の中で活かしていけるか、が大事なところなの

です。

 

なぜならリーディングもヒーリングも、現実に活かす為に行う事ですから。それ以外

の優越感や特別意識を刺激する目的に使おうとするならば、知識や好奇心を満足させ

るようなレベルでのヒーリング、リーディングしか出来なくなります。(実際には、そ

の時点で癒しを目的としたものからは外れていますから、もはやヒーリング、リーデ

ィングとは呼べなくなりますね。)

 

 

要するに、自分を癒す事に意識が向き始めると、どちらに偏っていようが、対極にあ

るものを見つめさせられます。

これはある意味、現実世界と精神世界、これらを統合してこそ癒されるというこ

とを既に知っているからでもあります。

(セッションを受けたことのある方は何となくお分かり頂けると思います。)

 

ヒーリングの「ポジション」。

私にとってのヒーリングとは、

『現実世界と精神世界を橋渡しする事』です。

 

ですから私にとって、リーディング、ヒーリングは、決して精神世界の中にあるもの

ではないのです。

 

でもってヒーラーはその橋渡しの『お手伝い係』ってところですね♪

 

 

 

2001年2月20日 豊崎優子

 

 

 

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